LOGIN中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界に生きる若き猟師ユウは、幼い嫁たちと静かな暮らしを望んでいた。しかし、幸せな日々はレイの両親の八百屋に関する問題で一変してしまう。かつてレイの両親が経営していた八百屋が、領主に王女のエリーの情報を隠していると、密告されることで命を落とした。この事件をきっかけに、ユウは八百屋の現状を調査し始めまる。しかし、物語は思わぬ方向へ進んでしまう。 第一章の続きの本編とは別の、第二章の『番外編のハーレム編』となります。 孤児、奴隷、獣人など問題を抱える。さらには権力と王位継承問題にも巻き込まれてしまう。
View Moreそのいじらしい仕草と、強気な口調とは裏腹な可愛らしさに、俺の毒気もすっかり抜かれてしまう。
「そうか……では、さ、触るぞ……?」
断りを入れてから、俺は恐る恐る隣に座る彼女の頬に手を伸ばした。
指先に伝わる感触は、驚くほど柔らかく、そして吸い付くようにすべすべとしている。まるで丁寧に練り上げられた極上の餅か、あるいは上質なマシュマロのようだ。
指先でぷにぷにと軽く摘んでみると、弾力のある肌が心地よく押し返してくる。調子に乗って手の甲を滑らせれば、絹のような滑らかさと、彼女の体温がじわりと伝わってきた。手のひら全体でそのふにふにとした柔らかさを包み込むように堪能すると、リリアは俺の愛撫を拒むことなく、小さく吐息を漏らしながらじっと身を委ねていた。 令嬢の純潔と甘い膝枕「その体勢じゃツライだろ? 俺の膝に頭を乗せてもいいぞ?」
至近距離で体を強張らせ、無理な角度でこちらの指先を受け入れているリリアを見かねて、俺は自然な口調で提案した。密着したまま頬を触り続けるのも案外骨が折れるし、何より彼女が窮屈そうにしているのが伝わってきたからだ。膝に乗せてしまえば、俺ももっと楽に彼女の柔らかさを堪能できるだろう。
「……え? そ、それは……えっと……良いのですか?」
その言葉を聞いた瞬間、リリアは弾かれたように顔を上げ、目を丸くして俺を凝視した。驚きのあまり、それまで饒舌だった口がぱくぱくと金魚のように開閉する。動揺のせいか、腕に伝わる彼女の体温が一段と跳ね上がった。
「ゆ、ユウ様が……どうしてもと仰られるなら……仕方ないですわね……っ! と、特別ですわよ!」
彼女は慌てて乱れた呼吸を整え、真っ赤に染まった顔を隠すように視線を彷徨わせた。しかし、その声は上ずっており、高鳴る心臓の音が静かな室内で俺に聞こえてしまうのではないかと不安になるほど、激しく彼女の胸を打っているのが見て取れた。
「……異性の方に触れたり、触れられたり……わ、わたくし、初めてなんですからね! こ、この意味……分かっていますの!?」
リリアはギャーギャーと捲し立てながらも、その瞳には隠しきれない期待と熱が宿っていた。貴族の令嬢にとって、家族以外の異性の膝に頭を預けるという行為がどれほど重い意味を持つのか――それは単なる休息ではなく、自身の純潔や将来を委ねるという無言の誓いに等しい。
彼女は震える体を抑えながら、おずおずと、それでいて拒絶されないことを確信した甘えた仕草で、俺の温かな膝の上へとその小さな頭を預けてきた。ふわりと広がった彼女の髪から、さらに濃密な甘い香りが立ち上り、俺の鼻腔をくすぐった。
素直になれない令嬢の独り言「……嫌なら別に……無理しなくても良いぞ」
そう言い捨てて、俺は膝の上に預けられていたリリアの頭から手を離すと、そのままソファーの背もたれに深く体を預けた。正直なところ、部屋に戻れば素直で愛らしいモコとミーの二人が待っているのだ。わざわざ気難しい令嬢の機嫌を伺い続ける必要もない。
「はぁ? イヤなどと、わたくし一言も言ってないのですが……? 人の話を聞いていましたの?」
手を引かれたことがよほど意外だったのか、リリアは慌てた様子で身を乗り出してきた。その勢いで、彼女の艶やかな髪が俺の膝の上でさらりと音を立てて揺れる。
「イヤとは言ってないけど、嫌そうな言い方をしていただろ? 仕方ないとか……だったら無理しなくても良いぞって言ったんだが?」
相手がどれほど高貴な血筋であろうと、俺には関係のないことだ。俺は怯えることも卑屈になることもなく、気心の知れた友人と接するように言葉を返した。そんな俺の態度に、リリアは毒気を抜かれたような顔をしたが、すぐにまた眉を吊り上げた。
「あなたね……このわたくしが触れることを許しているのですよ? 少しは……ありがたく思いなさいよね! 誰にも許したこと無いんですから……」
リリアはムスッとした表情で俺を睨みつけた。だが、語尾に近づくにつれてその声は小さく、頼りなく震えていく。
「ユウ様だけ……ですのにぃ……」
最後の方は、桜色に染まった頬を隠すように俯きながらの、蚊の鳴くような呟きだった。ソファーの軋む音にかき消されそうなその繊細な声に込められた真意に、俺が気づくことはなかった。
「あぁ……そうか……。ありがとなー」
俺が投げやりとも取れる軽い調子で返すと、リリアは不満げに頬を膨らませた。
「……むぅ。ありがたみが全くなさそうですわね……」
彼女は小さく不満を漏らしながらも、再び俺の膝へとその柔らかな頭を預け直した。その仕草には、先ほどまでの強気な態度は影を潜め、どこか縋るような甘えが含まれているようにも見えた。
威厳の仮面と、ほどかれた本音膝の上で、リリアは勝ち誇ったような笑みを浮かべ、俺を見上げてきた。その瞳には、自身の家柄に対する絶対的な自信と、少しばかりの幼い虚栄心が混じっている。
「わたしは、これでも大貴族の一人娘で……権力はありますのよ? あなた一人くらい、簡単に処罰できちゃうんですからね!」
ふん、と鼻を鳴らして胸を張る姿は、まるで自慢のおもちゃを見せびらかす子供のようだ。
(……これ、目のやり場に困るな) 当の本人はそんな俺の視線など露知らず、「もっと獲ってくるねー!」と再び元気よく川へと駆けていってしまった。 揺れる小さな背中と、水飛沫を浴びて輝く白い肢体。無垢ゆえの破壊力に、俺は思わず小さく溜息をつき、火照り始めた顔を隠すように腕で目を覆った。静かなる独占欲と、焚き火の準備「……ユウ兄ぃ……えっちな目してたぁ……」 不意に隣から、冷ややかな、けれどどこか熱を孕んだミーの呟きが聞こえてきた。 図星を突かれた俺は、誤魔化すのも無意味だと悟り、空を仰いだまま正直に白状した。「え? だって……エロかったし……」「ふんっ。わたしだって……いっしょだよ……」 ミーはぷいっと顔を背け、あからさまに拗ねた態度を見せた。(いや、理屈はわかるが、水で濡れて下着が肌に張り付いているモコの破壊力は別格なんだよな……) そんな本音を口にすれば、さらに機嫌を損ねるのは目に見えている。俺は「そうだなー」と生返事を返し、波風を立てないように努めた。 さて、ちょうど良い休憩だ。モコがせっかく獲ってきた魚を無駄にするわけにはいかない。おやつ代わりに、ここで塩焼きにして食べるとしよう。「ミー、薪を拾いに行くぞ」 俺が立ち上がると、ミーも「うん。行く……」と短く答え、のそりと起き上がった。 そして当たり前のようにトコトコと歩み寄ってくると、ぎゅっと俺の服の裾を掴んだ。どこへ移動するにもこのスタイルは崩さないらしい。 小さな手に服を引かれながら、俺たちは林の縁へと足を進めた。 乾燥した枝を探す俺のすぐ隣で、ミーは真剣な表情で地面を見つめている。時折、手頃な枝を見つけると「これ……?」と俺の顔を覗き込んで確認してくる。その控えめな甘え方が、たまらなく愛おしく感じられた。木陰の密事、柔らかな熱の誘い 森の懐は深く、足元を見れば乾いた枝がいくらでも転がっていた。俺はそれらを次々と拾い上げ、アイテムボックスへと放り込んでいく。今後の生活分まで蓄えようと作業に没頭していた、その時だった。 グイ、と服の裾を引く感触に足を止める。「……触るぅ……?」 ミーが、小首をコテリと傾げて俺を見上げていた。その大きな瞳には、湿り気を帯びた熱と、俺を試すような、あるいは誘うような色が混ざっている。 モコの無防備な露出とはまた違う、静かで濃厚な破壊力が
きらめく水辺、蘇る恐怖「んふふ……。水遊びをしたくないか?」 食後の余韻に浸りながら、俺が二人の顔を交互に見つめて提案すると、反応は真っ二つに分かれた。「水遊びー!? したーい!! いーのー!?」 モコは待ってましたと言わんばかりに立ち上がり、短い手足をバタつかせてはしゃぎだす。 一方で、ミーは猫のように身を縮め、あからさまに嫌そうな顔をして俺の服の端を掴んだ。「水は、きらーい……」 濡れるのが嫌なのか、あるいは水そのものが怖いのか。俺は彼女の頭を優しく撫で、耳元でそっと囁いた。「キレイな景色だと思うぞ? 一緒に見ないか?」 その言葉を聞いた瞬間、ミーの表情が劇的に変わった。 にぱぁ……と、まるで花が開いたように顔を明るくさせ、期待に満ちた瞳で俺を見上げる。「う、うん……。行ってみるぅ♪」 ミーの快諾を得て、俺たちは腰を上げた。 脳内マップに従って数分ほど森を抜けていくと、涼やかな風と共に、サラサラという心地よいせせらぎの音が耳に届き始めた。「わあぁっ!」 水音に興奮したモコが、我先にと川の方へ駆け出していく。その無邪気な後ろ姿に、俺は少し意地悪く、けれど真剣な忠告を投げかけた。「モコ。一人で行くと猛獣に襲われても知らんぞー」 その言葉が届いた瞬間、モコの動きがピタリと止まった。 ロボットのようなぎこちない動きで、彼女がゆっくりとこちらを振り返る。出会った時に俺たちが戦ったあの恐ろしい猛獣の姿を思い出したのだろう。 モコの顔はみるみるうちに青褪めていき、さっきまでの勢いはどこへやら、小刻みに震えながらトボトボと俺の足元まで戻ってきた。「ゆ、ユウ兄……いっしょにいこ……」 震える手で俺のズボンを掴むモコ。その横で、ミーが少しだけ得意げに「もう、モコはあわてんぼうなんだからぁ」と笑っていた。せせらぎの休息、きらめく水面の戯れ「ユウ兄ー早くぅ。早くぅ♪」 恐怖を乗り越え、好奇心が勝ったモコが俺の手をぐいぐいと引いてくる。反対側では、ミーが俺の裾を離すまいとしっかりと握りしめたまま、一歩一歩慎重に歩を進めていた。 脳内マップを確認すると、目的地である湖までは、子供たちの足だとまだ一時間以上はかかりそうだ。焦る必要もない。「川だぁー! きれー♪」 先に水辺へ辿り着いたモコが歓喜の声を上げた。 彼女はためらうことなくその
木々の隙間から差し込む陽光が地面に斑模様を描き、昼過ぎにはちょうどよく開けた広場に出た。猛獣が跋扈するこの森には、当然ながら人影など一切ない。ここなら、誰に気兼ねすることなく羽を伸ばせる。「そろそろ、ここで休んで昼にするか」 俺の声に、ミーとモコがパッと顔を輝かせた。「わーい! おひるー♪ おひるー♪」 モコは春の小動物のようにピョンピョンと跳ね回り、その全身で喜びを表現している。一方で、ミーはトコトコと俺の側に寄ってくると、不安げに服の裾をぎゅっと握りしめた。「わたし、手伝う……。なにするぅ?」 見上げ、上目遣いで問いかけてくるその瞳。そういえば、この二人はただの愛玩用ではなく、従者として最低限の家事や料理も仕込まれているはずだった。「料理を任せても良いか?」「うん。いーよー♪」「う、うん。がんばるー」 モコの元気な返事と、ミーの少し緊張した、けれどやる気に満ちた返事が重なる。 俺は魔法袋から調理器具と食材を取り出し、二人の前に並べた。小さな手で一生懸命に野菜を洗ったり、包丁を握ったりするその姿を眺めていると、殺伐とした森の中にいることを忘れてしまいそうになる。未踏の地図と、輝く水面 二人が一生懸命に野菜を刻む音を背中で聞きながら、俺は道中で回収した遺留品の整理に取り掛かった。倒れていた兵士や冒険者たちが持っていた品々は、本来なら陽の目を見ることはなかったはずのものだ。 アイテムボックスの機能を使えば、内容物の鑑定と整理は瞬時に終わる。実用的な武具や金貨、それから用途不明の小道具がいくつか。それらを頭の片隅で分類していると、突然、視界の端に不思議な感覚が走った。「なんだ、これ……?」 脳内に、まるで薄い膜を通したような鮮明さで、周囲の地形図が浮かび上がってきたのだ。 俺はこれまで、家のある森と近くの町を往復するだけの生活を送ってきた。今回のような遠出は初めての経験だ。どうやら、知らない土地を歩くことで、俺の中に眠っていた探索系のスキルか、あるいはアイテムボックスに付随する「マッピング機能」が覚醒したらしい。 意識をそのマップに集中させると、詳細な地形が読み取れた。 今いる広場から少し歩いた先に、豊かな水源がある。(近くに川……それに、大きな湖があるのか) これまでは家へ帰ることだけを考えていたが、急ぐ旅でもない。せっか
「お前の両親だって、許可するわけないだろ……」 さすがに親公認で森の隠遁者の家に行くなんて、世間体が許さないはずだ。そう思って釘を刺したが、彼女は勝ち誇ったようにふふんと鼻を鳴らした。「ふっふふふ……わたしが、機嫌良さそうにしていたら……『ユウさんの事を気に入ったのか?』と聞かれたので『はい』と答えましたの。『だったら、仲良くしないとな!』と言われましたから大丈夫ですわ」 ——はぁ……。親も親なら娘も娘だ。エドウィンも含め、この一族はどうしてこうも極端なんだ。 このまま断り続けても、彼女の性格なら無理にでも馬車を走らせて付いてくるだろう。万が一、途中で魔物にでも襲われて放置したとなれば、国を挙げた捜索沙汰になりかねない。 俺は深くため息をつき、腹をくくってリリアを真っ直ぐに見据えた。「だったら、条件があるんだが」 声のトーンを一つ落とし、真面目な表情で告げる。「……なんですの?」 それまでの勢いはどこへやら、リリアは急に不安そうな表情を見せた。ギュッと胸元で手を握りしめ、俺の次の言葉を待っている。令嬢の決意と、すれ違う期待「付いてくるなら、お前一人な。それと、仲間と仲良くすることだ。それと、森を歩くことになるぞ」 俺が突きつけたのは、過保護に育てられた貴族の令嬢には到底受け入れがたいはずの条件だった。世話役もいない、道なき道を歩く過酷な環境。そして、俺の側にいるミーやモコ、さらにはリュカたちと協調性を持つこと。「わ、分かりましたわ。それで、お願いしますわ」 リリアは迷うことなく、けれど少しだけ声を震わせて答えた。「意味を分かっていってるのか? お前の従者も連れてくるなって言ってるんだぞ? 森を自分の足で歩くんだぞ?」 念を押すように再確認をすると、リリアは少し動揺したように瞳を泳がせた。「分かっていますわ。も、問題あるのかしら?」 その言葉の端々からは、森での生活や徒歩の旅がどれほど過酷なものか、まるで想像できていない甘さが透けて見えた。だが、彼女をこのまま連れ出すにしても、親に黙ってというわけにはいかない。「じゃあ、両親に挨拶をしないとだな」 そう告げた瞬間、リリアの顔がパッと輝いた。「挨拶……ですか! わぁ……そうですか……」 リリアは頬をバラ色に染め、両手を胸の前で組み合わせて、うっとりとした表情を浮かべた。その喜